Q14 こうした副反応は心因性のものなのでしょうか?

 被害者が訴えている副反応の症状はいずれもHPVワクチン接種後に発生したものであり、HPVワクチン接種前に同様の症状があったわけではありません。また、HPVワクチンの副反応の症状は、多様な症状が変化したり重層化するところに特徴があり、単なる心因性のものとして片付けられるようなものでもありません。HPVワクチンの副反応については、心因性であればみられないはずの他覚所見が多数みられており、また、免疫治療に対する反応性があるなど、心因性でないことは明らかです。     

 HPVワクチンの副反応の症状を訴えて病院を受診しても原因が分からず、心因性のものだと診断される例が少なくありません。その背景には、HPVワクチンの副反応に関する調査研究が不十分であり、医師の診断の指針が定まっていない点に大きな原因があります。

弁護団は、この裁判において、HPVワクチンと副反応の症状との間の因果関係を明らかにするとともに、調査研究のより一層の充実や早期の治療法の確立を目指しています。