2025年11月25日(火)、名古屋地方裁判所大法廷において原告本人尋問が行われました。
当日は、気温もぐんと下がり、朝からあいにくの雨模様となってしまいましたが、それでも大勢の方に裁判所に足を運んでいただき、傍聴席がいっぱいになりました。
【期日前集会の様子】
名古屋訴訟での最後の原告本人尋問に臨んだのは、原告5番の女性でした。
原告5番さんは、HPVワクチン接種後から、足のしびれ、全身の痙攣、薬ではコントロールできないほどの激しい頭痛、手足の痛み、下痢、倦怠感などの様々な症状が見られるようになりました。
突然体が脱力してしまうこともあるため、当日も転倒防止のための杖を使用しながら証言台まで移動していました。
原告5番さんは、もともと絵を描くことが好きで、何度もコンクールなどで受賞してきました。
しかし、こうした症状のために、自身が希望した進学先や就職先を断念せざるを得ませんでした。
尋問では、思い描いていたライフプランを実現できていないことへの悔しさや、30歳を迎え、結婚・出産の希望はあるものの、今の健康状態でそれができるのかという不安を、ひとつひとつ丁寧な語り口で訴えました。
尋問終了後は、桜華会館で報告集会を行いました。
原告5番さんの尋問を担当した清原弁護士から、当日の様子について報告した上で、原告5番さんご本人の尋問を終えての感想や、各地弁護団、支援の皆さんからたくさんのコメント等をいただくことができました。
【報告集会の様子】
名古屋地方裁判所の司法記者クラブでは、原告5番さんのほか、名古屋地裁で最初の原告本人尋問に臨んだ落合晴香さんも会見に参加いただきました。
原告5番さんの会見の場でのコメントの一部をご紹介します。
「高校1年生でワクチンを1回目、2回目と打って、2回目を打った後に疲れやすくなったり足のしびれが出たりしていたのですが、そのときHPVワクチンのせいだとは思っていなかったので、3回目を高校2年生のときに打ってしましました。その8日後には集中治療室で動けない状態になっていました。
いろんな症状がそのときに起きていて、13年たった今、30歳になったんですけど、13年間その症状が続いていて、この先も、この症状がいつまで続くのか、いつ治るのか、全くわからない状態です。今、この症状を完全に治す治療法がなくて…。唯一、症状を、ゼロにはできないけれど、軽くできる治療法が免疫吸着療法なんですけど、それも高額で、簡単に受けられる状況ではないので、裁判所には、受けられるようにしてほしいということを伝えました。
これからでも、体調が、もし、良くなるのであれば、今まで体調が悪くて諦めてきたこと、チャレンジできなかったことを、あらためてチャレンジしていきたいなということ、HPVワクチンを打ったあとに本当にこういうことが起きているということ、私自身にこういった症状が起きているということを知ってほしい、わかってほしいと伝えました。」
【会見に臨む原告5番さんと落合さん】
会見での原告5番さんのコメント全文は、弁護団の公式Xでご紹介しておりますので、こちらも合わせてご覧ください。
今回の期日は、2027年2月ころに指定される見込みの結審期日の前では、最後の公開法廷となりました。
大勢の方から法廷で原告5番さんの尋問を見守っていただけましたことを、本当にありがたく感じています。
これからは、結審、そして判決に向け、法廷外での活動も一層力を入れていきます。
引き続き多くの皆さまからのご支援をいただけますよう、どうかよろしくお願いいたします。










