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2023年12月11日(月)午前10時より、名古屋地方裁判所1階大法廷において専門家証人尋問が行われます。
今回は、本年9月19日の証人尋問期日で証言された高橋幸利医師(静岡てんかん・神経医療センター名誉院長)の反対尋問が行われます。
高橋医師は、9月19日の主尋問において、原告の皆さんをはじめとするHPVワクチン接種後の患者さんの髄液から高い値で自己抗体(NMDA型グルタミン酸受容体抗体)が検出されたことや、その自己抗体が記憶や学習機能に関与するメカニズムの解明過程をわかりやすく説明されました。
次回期日は朝早くから1日がかりでの期日となりますが、是非大勢の皆様に傍聴にお越しいただき、被告側の反対尋問に対応される高橋先生を見守ってください。
なお、当日の行動予定は次のとおりです(詳細は案内チラシをご覧ください)。
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9:00 集合
9:00 傍聴整理券配布開始
9:15 傍聴整理券配布終了 抽選→傍聴席へ
10:00 期日開始
17:00頃 期日終了次第、報告集会(桜華会館)
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2023年9月19日(火)、名古屋地方裁判所1階の大法廷(1号法廷)において、静岡てんかん・神経医療センター(静岡てんかんセンター)名誉院長の高橋幸利医師の証人尋問が行われました。
三連休明けのこの日は、9月も下旬に差し掛かろうという時期ではありながらもとても気温の高い日でしたが、名古屋の原告・支援の方々だけでなく、各地からも非常に大勢の方に傍聴・応援に駆けつけていただくことができ、傍聴席もいっぱいとなりました。
【期日前集会の様子】
高橋先生は、小児神経科学・自己免疫性神経疾患をご専門にされており、静岡てんかんセンターを受診したHPVワクチン接種後の患者さんの髄液に対する免疫学的検査の結果から、抗体産生の亢進傾向が確認されており、記憶や学習に影響するとされているNMDA型グルタミン酸受容体(NMDA型GluR)に対する抗体が高値であったことを論文で報告していらっしゃいます。
そして、そうした検査結果が得られたことを踏まえ、試験管実験でNMDA型GluR抗体により記憶・学習に関与するNMDA型GluRを神経細胞内に取り込んでしまう(内在化させる=拮抗する)ことを確認した上で、さらにそれをマウスに投与した結果としても、実際に行動変容が見られたことを報告されています。
法廷では、こうした高橋先生のこれまでの研究結果やそれぞれの関係を、高橋先生の言葉で改めて裁判官に向けて立体的にご説明をいただくことができました。
尋問終了後は、桜華会館で報告集会(ハイブリッド方式)を行いました。こちらも、用意していた座席がいっぱいになるほど、多くの方々にご参加いただくことができました。
今回の報告集会は、高橋先生の尋問後ということもあり、会場にいらっしゃった原告の皆さん(他地域の原告の方も含む)に、可能な限り一言ずつコメントをいただきましたが、高橋先生の思いのこもった尋問を聞いてとても励まされたという言葉がたくさん聞かれました。
また、並行して裁判所地下の司法記者クラブで記者会見も行いました。
記者会見へは、名古屋原告の落合晴香さん、原告14番さんに出席いただきましたが、おふたりからも、高橋先生が科学的な検証に基づいてHPVワクチン接種後の患者の病態解明に取り組んでいらっしゃる姿や、それに裏打ちされたご証言に胸が熱くなったというコメントをいただきました。
【会見の様子:(左)記者会見で記者の質問を受ける杉山・堀弁護士と落合さん (右)原告14番さん】
12月11日(月)には高橋先生に対する被告からの反対尋問期日が予定されています。
今回ご証言いただいたことを踏まえ、弁護団としても一層力を尽くしてこの訴訟を闘い抜きたいたいと思います。次回もまた大勢の方に傍聴にお越しいただき、引き続きご支援をいただきますよう、どうかよろしくお願いいたします。
2023年9月19日(火)午後1時30分より、名古屋地方裁判所1階大法廷において、HPVワクチン薬害名古屋訴訟の口頭弁論期日が開かれます。
今回の名古屋期日では、原告側から専門家証人として申請した高橋幸利医師(静岡てんかん・神経医療センター名誉院長)の証人尋問が行われます。
高橋医師は、小児神経科学、中でも免疫介在性の神経疾患の専門家であり、この訴訟で原告となっている女性をはじめとするHPVワクチン接種後の患者の診療にも従事しながら、患者の髄液免疫学的検査も実施し、その結果から、HPVワクチン接種後の患者に見られる様々な症状について中枢神経系関連症状として説明できる生物学的変化が生じていることを報告しています。
大勢の皆さまに裁判所に足を運んでいただき、実際にHPVワクチン接種後の患者の診療に従事してきた専門家が、どのような根拠に基づいて、どう分析しているか、耳を傾けていただきたいと思います。
開廷前には裁判所西側歩道で期日前集会を行いますし、尋問終了後には報告集会も予定しております。集合場所等の詳細については、こちらの案内をご覧ください。
※尋問開始(開廷)時間は午後1時30分ですのでご注意ください(従前、午後2時開始とご案内していたのを訂正致しました)。集合時間・場所に変更はございません。
2023年5月29日(月)午後2時より、名古屋地方裁判所1階大法廷において、HPVワクチン薬害名古屋訴訟の口頭弁論期日が開かれます。
東京、大阪、福岡の各地裁に引き続き、今回の名古屋の期日でも原告側の専門家証人の人証申請を行い、次回、9月19日(火)の期日では、その専門家の方に直接法廷で証言いただくことになります。
今回の期日は、専門家証人尋問前最後の口頭弁論期日です。弁護団からは、原告側から証人申請した専門家の概要を法廷で説明する予定です。
当日は、午後1時から名古屋地方裁判所西側歩道での集会や入廷行動を行います。また、期日終了後には、桜華会館で報告集会も行います。
どなたでも傍聴いただけますので、是非、法廷に足を運んでください。
※詳細は上記案内をご確認ください。
2023年3月4日(土)、第6回HPVワクチン名古屋訴訟支援ネットワークの総会が開かれました。
総会開催に合わせて、午前11時から名古屋駅前で、これも久しぶりとなります街頭活動を行いました。名古屋支援ネットワークの皆さんを中心に、原告団、弁護団が一体となって、原告さんにデザインしてもらって作成したポケットティッシュを配りながら、HPVワクチンの副反応被害について知って欲しいと呼びかけました。
通行者の方々も、休日にそれぞれご予定のある中であったと思いますが、私たちの呼びかけに足を止めていただいたり、中には話しかけていただける方もいらっしゃり、大変励みになりました。
【街頭で配ったポケットティッシュ(左上)と街頭活動の様子】
1時間ほどの呼びかけでしたが、700個ほどのティッシュを配ることができました。少しでも多くの方に、この問題に関心を持っていただけるとありがたいです。
【当日の成果:500個入りの段ボール箱を2箱準備して臨みました】
総会に引き続いて、総会記念講演として、「知って欲しい、HPVワクチンのほんとうのこと」と題して、東京支援ネットワーク代表の隈本邦彦さんに、約1時間30分にわたってお話しいただきました。
【講演をする隈本さん(左)と会場の様子(右)】
隈本さんからは、国や製薬企業がHPVワクチンに安全性・有効性があるとする根拠とされている論文や報道には、本来注目されるべき情報・視点が欠けているという問題点を、大変わかりやすく解説いただきました。
【当日のスライドの抜粋】
隈本さんの講演終了後には、オンラインで参加いただいている各地の支援者の皆様からも、各地での活動報告や激励の言葉をお寄せいただきました。
会場・オンラインを合わせて50名ほどの方々に参加いただくことができましたが、中には前回の名古屋期日等をきっかけにはじめて参加いただいた方もおり、地道な活動の成果が少しずつでも広がっていることを改めて感じました。
引き続き、原告、支援の皆さんと一緒になって、引き続き活動して参ります。
どうか、少しでも多くの方に、この問題に関心を持っていただき、ご支援をいただきますよう、お願いいたします。
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