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HPVワクチン名古屋訴訟支援ネットワークは、2月19日(土)14時30分より、オンラインで総会記念講演会を開催します。
日本社会薬学会東海支部の後援を得て行われる今回の講演会では、同ネットワーク代表世話人で昭和薬科大学臨床薬学教育センターの長南謙一教授が基調講演を行います。
HPVワクチン接種後の重篤な副反応被害に今も苦しんでいる原告さんの声に皆で耳を傾け、HPVワクチン接種の積極的勧奨の再開による新たな被害の拡大を防ぎ、副反応被害に今も苦しむ多くの被害女性への本当の支援のあり方について考える機会としたいと考えています。
是非全国各地から多くの方にご参加いただけることを、こころからお待ちしています。
参加を希望される方はこちらのフォームから事前登録をお願いします。参加費は無料です。
HPVワクチン名古屋訴訟支援ネットワーク総会記念講演会
HPVワクチン、これでも打ちますか?打たせますか?
開催日時 2022年2月19日(土)14:30~17:00
主 催 HPVワクチン名古屋訴訟支援ネットワーク
後 援 日本社会薬学会東海支部
講 師 長南謙一(昭和薬科大臨床薬学教育センター医薬品情報教授・HPVワクチン名古屋訴訟支援ネットワーク代表世話人)
参加方法 Zoomにて配信
参加無料 要事前申込み
申込みフォームはこちら
問い合わせ先:高岡・石塚法律事務所 電話052-212-8006
2021年8月25日(水)午後2時よりHPVワクチン薬害名古屋訴訟の期日が開かれました。今回も、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、オンラインでの期日となりました。当日の午後6時からは、オンラインで報告集会を行い、多くの方にご参加いただきました。
報告集会では、名古屋弁護団代表の堀弁護士から、今回の期日で提出した書面の説明や、この間の活動状況等について報告しました。
また、全国弁護団共同代表の山西美明弁護士からは、前日に行われた薬害根絶デーでの厚生労働省での協議の場において、参加した東京原告が、HPVワクチンの副反応症状に関する治療体制を確立してほしいと訴えたことなどを報告しました。
報告集会には、遠隔地からの支援の方にも大勢ご参加いただくことができました。
支える会・北海道の代表・浅川身奈栄さんからは、8月22日(日)に行われた薬害根絶デーin札幌で、札幌駅前で街頭活動を行い、ポケットティッシュやうちわ等をセット組みしたものを200部配布したことをご報告いただきました。街頭活動後のオンライン集会には、70名もの方々が参加されたそうです。
このほかにも、岡山や静岡から参加された方々から、各地の状況についてご報告いただいたほか、九州原告の梅本さんから、「支える会大分」の発足や活動状況をお話しいただき、都道府県や地域の垣根を越えて、支援の輪が大きく広がってきていることを感じました。
名古屋原告の落合さんからも、7月31日(土)に行われた三重県での勉強会において各地の自治体議員さん同士の横のつながりができつつあることに励まされたとの感想を伝えました。
こうした支援の広がりをさらに大きくしていくために、今後も活動を続けていきたいと思います。
次回の名古屋期日は12月1日(水)です。当日午後6時からオンラインで報告集会を開催致します。
引き続きのご支援をどうかよろしくお願い致します。
引き続きリレー形式で、提訴から5年を経た被害者の今の声をお伝えしていきます。
先週の東京原告5番さんにつづいて、本日は、名古屋原告3番さんの声に耳を傾けて下さい。
【名古屋原告3番】
私がワクチンを接種したのは、2011年の3月。私は中学3年生で、志望校に合格し高校生活を楽しみにしていた頃です。
ワクチン接種後、体調不良により高校への通学が難しく、高認試験を経て通信制の大学へと進みました。通信制といえど、調べもので図書館や現地へ向かわなければならないこともあり、単位習得は思うように進みませんでした。8年目の現在、ようやく卒論を残すのみとなりました。
ワクチン接種から10年と少し経ちましたが、毎日、深夜から明け方に起こる目の奥を抉られるような痛みがあります。深夜から明け方に起こる痛みに、その時間帯の睡眠は難しく、痛みが終わった後に疲れて眠る毎日です。
薬は色々と試しましたが、有効なものは高濃度酸素の吸入のみで、自宅に医療用酸素ボンベを常備して対処しています。また、日によって座っているのが難しいほどの体調不良が起こり、1日中寝て過ごす日も少なくありません。
このような状態が、10年の月日がたった今も症状の改善がみられない状態が続いているのです。
ワクチンを接種して以降、体調不良に予定を狂わされ続け、計画を立てることが難しくなってしまいました。それは、友人との約束や病院の予約といった直近の予定はもちろん、就職や結婚といった人生計画についてもです。
周りの友人が就職し、結婚や子育てをしていく中、私は自分の体調を管理することで手一杯なのです。前向きに今の自分ができる事を手探りで探している最中ではありますが、毎日の痛み、体調不良は、できる事を大きく狭めてくるのです。
こうした辛い思いをする人が、ワクチン接種によりこれ以上増えない事を祈るばかりです。
2021年7月31日(土)午後1時30分より、「HPVワクチン薬害を知って下さいー聞いてください、被害者の声をー三重県」と題したオンライン学習会を行いました。
主催はHPVワクチン名古屋支援ネットワークで、日本社会薬学会東海支部にもご後援を賜りました。
会場に設置したカメラの前で、三重県内在住の原告である落合晴香さんと名古屋原告6番さんの母が、HPVワクチン接種後のご自身や娘さんの副反応被害の状況を説明し、三重県においてもHPVワクチン薬害が深刻な被害をもたらしていることを伝えました。
当日は愛知県から名古屋原告9番さんも来場する予定でしたが、症状の増悪のため参加できず、お母さまからいただいたコメントを支援ネット世話人が代読する形で、その深刻な実情をオンラインでつながった大勢の方に伝えました。
名古屋弁護団代表の堀からは、こうしたHPVワクチン接種後の重い副反応被害が免疫介在性の神経障害であると考えられることを示す研究者らからの指摘が重なっていることなどを説明し、本来であれば検診こそが推進されるべき政策であることを、議会関係者を含むオンライン参加者のみなさんに伝えました。
後半では、各地からご参加いただいた方々からも、たくさんのご発言をいただき、充実した情報交換を実現することができました。
今回初めてご参加いただいた養護教諭の方からは、自治体がHPVワクチンのリーフレットを配布している問題について地元でこの2年間取り組んできた状況などをご報告いただきました。
また、本年3月に新たに立ち上がった大分県の支える会から参加いただいた支援者の方からは、大分県内の
市町村に対し、自治体の設置するホームページ上で、HPVワクチンの接種勧奨が今なお中止されていることが明記されるように求める活動に取り組んでいることを、ご報告いただきました。
多くの地方自治体議会の議員の皆様にもご参加いただき、それぞれの地元での取り組みの様子などもお話いただきました。
被害者である原告さんと同じ問題意識を持って、それぞれの地域で汗をかいて動いて下さっていることがよく伝わってきましたので、本当に心強く感じました。
学習会の中では、全国弁護団のTwitterアカウント(@Hpvlawyer)の運用状況も紹介し、引き続き迅速な情報共有をはかっていきたいと考えていることも伝えました。
なかなか直接に顔を合わせるのが難しい情勢ではありますが、そうした中にあっても、個々の取り組みが少しずつ実を結び、確実に支援の輪が拡がっていることを強く実感することができる会となりました。
こうしたご支援に応えることができるよう、引き続き活動を続けていきたいと思います。
HPVワクチンの勧奨中止から8年を迎えるにあたって厚生労働大臣に要請書を提出したことについて、本日、名古屋の司法記者クラブにおいても名古屋原告団・弁護団による会見を行いました。
会見には名古屋原告9番さんが出席して、接種から10年ちかくにわたって重い副反応症状に苦しんできたことを記者のみなさんに伝えました。
令和3年6月10日
HPVワクチン薬害名古屋訴訟 原告9番
本日はお忙しい中、お時間を割いていただきありがとうございます。
私は現在22歳で週3回、事務系のアルバイトで生活してます。ご縁があり、卒業した専門学校に雇っていただいていますが、ここ半年ほどは強い倦怠感や異常な不安感、全身の力が抜けるなどの様々な症状で、まともに出勤ができていない状況です。
中学1年生の時、市から無料接種の案内が届きました。実費だと数万円かかるため、自治体が勧めているなら打たないとという気持ちで接種しました。
中学1年生の3月に3回目のワクチンを接種した後、半月後に筋肉に異常が現れ始めました。約半年間は腰痛が治らず、原因不明のまま腰を90度に曲げて生活しており、痛みに耐えられず学校も早退や休みを繰り返していました。所属していた剣道部に復帰することを諦めざるを得えませんでした。
3回目接種から1年半後の3年生の秋頃より、下半身に突発性の疼痛が始まりました。急に予測不能な場所の骨をドリルで深く掘られるような痛みや、血管にガラスの破片が流れるチクチクした痛みが出始めました。下半身から上半身、顔、頭と徐々に範囲が広がり、3ヶ月後には頭を刺すような痛みの後に全身脱力を起こし救急搬送。下半身脱力のまま入院、3ヶ月ほど足が動かず車いすのまま中学の卒業式を迎えました。
高校1年生の5月頃から突然全身脱力で頻繁に倒れ、6月頃からは船酔いのような倦怠感や過眠症不眠症などが出始めたため学校に通うことができませんでした。突然、手が浮腫み動かせなくなるため、テストの際に答えが解っているのに解答用紙に書くことができず、0点を取ったこともありました。単位がギリギリのため、保健室で休む際には学校の規定の出席時間が足りるようタイマーをかけて横になる時間を計算し、無理にでも教室に入るという分刻みの努力でなんとか卒業することができました。
専門学校に入学し、体調が良い時にはアルバイトにも挑戦しましたが、常に頭の回転が鈍く、1つのことで精一杯で常に気が気ではありませんでした。注文を書く際、症状で時折ひらがなが書けないことがあるため”あいうえお表”を作成したり、ひどい時には”10円玉が10枚で100円”という当たり前の事さえ理解できず、お客様の前で誰にも相談できない…という思いを抱えながら時間を過ごしていたこともしょっちゅうです。
アルバイトの面接の際、体調不良で突然出勤できなくなる可能性があることを伝え、それでも受け入れくださる場所を自ら探しました。それでも、欠勤すると明らかに嫌な顔をする店、体をゆっくり休めてと優しい言葉をかけながら制服をすべて返すように促す店。融通がききやすいコールセンターでさえも、1か月以上出勤がないと…と実質クビになりました。
就職活動をする時期になっても私は何も動くことができず、障害者枠での就職を目指すために障害者手帳を取得しました。障害者対象の就職フェスに行きましたが、人事の方に突然倒れることがあると伝えた途端に顔が険しくなり、結局どこにも採用されませんでした。
現在は時期により波があり、交感神経が高ぶりすぎて常に体も心も緊張しっぱなしの時期もあれば、副交感神経が高ぶりすぎて、ずっと寝たきり無気力の時期もあります。ある時は常に異常に不安を感じ、言葉が幼児のようになりながら、母がいないと大粒の涙をながしながらアンパンマンのぬいぐるみを抱いているときもあります。距離感覚の異常や全身疼痛、理解力の低下や極度の不安、横になっていても船酔いのような感覚もあります。
事務職としてアルバイトをしていますが、体調が悪い日には出勤できないため、周りに迷惑がかかってしまう罪悪感と、毎月の不安定な給料明細を見るたびに将来に不安を覚えます。親がいなくったらどうするのだろう。妹は就職しているのに私は何をやっているのだろう。少女という年齢でもなくなり焦っています。
どれだけ楽しいことがあっても、痛すぎて辛すぎて、今死んだら逃れられるかなと思うこともあります。でも何とか気を紛らわせて、周りの人に助けられながら生きています。
今の私たちに確立された治療法はなく、保険外治療を選択することも多く、費用や交通費などの経済的負担が大きいのが現状です。私は人生の約半分この症状に苦しめられています。この先も治る気配がありません。それなのに、国や製薬企業は被害を認めようともしてくれません。これまでにいくつも病院を受診しましたが、中には精神的な問題だと責められ、母に「お母さん、娘さんの悩みに気づいてあげないと」と、まるで私に悩みがあるかのように、母が私のことを見ていないように決めつけられて憤りを覚えました。国が定めたHPV被害の指定病院も受診したことがありますが、猫背が原因だからストレッチしてくださいなどといわれるばかりで、脚が動かないにも関わらず全く相手にしてくれませんでした。
医療に携わっている方には是非、力を貸していただきたいです。症状の原因究明、治療法の研究を進めてもらいたいです。
お話したことは私一人の体験談ですが、被害者の数だけ同じような辛いエピソードがあるということです。同じような被害者がさらに増えることには耐えられません。
ご自身の娘さんやお孫さん、大切な方に置き換えて考えていただきたいです。このワクチンを接種してから私のようにずっと体調が回復しないままの人がいるということを知っていただくだけでも十分です。そして、少しでも多くの大切な方が被害に遭わずに済むことで、私は今日勇気を出してお話してよかったな思えると思います。
最後まで聞いていただいてありがとうございました。
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