東京訴訟

東京訴訟の次回期日は、2019/05/22(水)です。


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椅子を並べ横になって受けた授業~HPVワクチン薬害東京訴訟第9回口頭弁論

 平成31年2月13日、HPVワクチン薬害東京訴訟第9回口頭弁論が開かれました。

 本日も口頭弁論期日に先立ち、支援ネットワークの方々が中心となって、有楽町駅前広場でこの被害に対する理解と支援を呼びかけるチラシを配布しました。

 今回は、バレンタインデー前日ということで、チラシとともにチョコレートを配布するなど、支援の輪を広げるために工夫を凝らしました。

バレンタインデーにあわせて配布したチラシ(左)
バレンタインデーにあわせて配布したチラシ(左)

 そのかいもあってか、真冬の寒さの中でも立ち止まってチラシを手に取ってくださる方も多く、この被害への関心・理解が深まったのではないかと思います。

 裁判所前でのリーレートークでは、まず、東京弁護団副代表の阿部弁護士が、これまでの2年半にわたる弁護団の活動が被告国や製薬企業を追い詰めていることを報告し、引き続きの支援を呼びかけました。

 支援ネットワークの隈本代表世話人からは、支援ネットワークの街宣活動では、数多くの通行人がチラシを受け取ってくれたことを報告しました。

 さらに、原告番号3番の父からは、被害者である娘が体調不良のため裁判に来ることができない現状や、さらなる支援が必要であることを来場者に伝えました。

 最後に元参議院議員のはたともこ氏からは、この裁判が、日本の少年少女をワクチンの害から守っている、国はなぜ被害者の声に耳を傾けないのか、わずかな人数であれば被害が出るのはやむを得ないという上から目線の態度を許してはならない、応援メッセージをいただきました。

 午後2時に開廷した口頭弁論では、最初に東京原告6番の伊藤維さんが意見陳述を行いました。

 幼少のころからバイオリンを学んだ維さんは、音楽高校に入学して本格的にバイオリンに取り組もうとした時期にサーバリックスの3回目の接種を受けましたが、その後、両膝の痛みや立ちくらみといった異変が現れました。痛みのために駅で動けなくなり、母に抱えられるようにして帰宅したということもありました。バイオリンを持ち上げるだけでも腕が痛くて仕方がないという状態でも、維さんは、痛みをこらえて練習を続けましたが、全身の痛みは悪化する一方で、寝ても覚めても激痛にのたうち回り、学校に通うことも難しくなってしまいました。

期日後に司法記者クラブで会見を行う伊藤維さん(東京原告6番)
期日後に司法記者クラブで会見を行う伊藤維さん(東京原告6番)

 こんなに辛い毎日がずっと続くなら死んでしまった方がよいとまで思い詰める維さんでしたが、学校関係者の理解と支援の下で、進級できるよう努力を重ねました。音楽の授業の際、維さんは、教室の一番後で痛みをこらえて、椅子を並べた上に横になって授業を受けたそうです。

 母の助けを受けて出場したコンクールでは、車椅子で舞台袖まで行き、痛みをこらえてステージに上がり、何とか立った姿勢で演奏を終えましたが、演奏終了後は歩くこともままならず、背負われて舞台から退場したこともありました。

 陳述開始にあたって裁判長から着座を進められても、痛みが出るまでは立って話をしますと述べて、証言台の前に起立して話を始めた維さんでしたが、意見陳述の後半には、痛みのために立位を続けることができなくなり、着座した上で、ワクチンを作った製薬会社には、こうした副反応を研究する責任や、研究者の支援を行う責任があるはずであると、厳しい表情で指摘しました。

 そして、最後に、このような体となってしまった過去や時間は取り戻せないけれど、被害者は皆ひとりひとり前を向いていこうと頑張っており、被害者がひとりの人として生きていけるよう、恒久的な支援を求めていることを裁判官に伝えて、陳述を終えました。

 続いて、東京弁護団の針ヶ谷健志弁護士より、被告グラクソ・スミスクライン(GSK)社と被告MSD社が、積極的なロビー活動等を通じてまさに国と一体となってHPVワクチン接種緊急促進事業という違法な事業を実施した共同不法責任を負うことに関連して、両社によるHPVワクチンの広告宣伝活動が著しく不適切であったことを、裁判官にスライドを示しながら意見陳述を行いました。

 製薬企業が医学的知識の乏しい一般消費者に対して直接広告を行うこと(DTC広告といいます)は、厳しく規制されています。そんな中、両社は、子宮頸がんという病気自体の恐怖を売り込むという「病気のブランド化」を推し進め、「良い母親はワクチンを接種させる」というメッセージを社会に振りまくことによって、HPVワクチンのマーケティングを推し進めました。

 針ヶ谷弁護士からは、GSK社は成人向け抗うつ剤であるパキシルについて、MSD社は関節炎治療薬であるバイオックスについて、米国内で著しく不正な販売促進活動を展開したためにいずれも極めて大きなペナルティを科された前歴があることを指摘し、HPVワクチンについても、両社がこれらの問題事例と同根の不適切なマーケティングを大々的に展開したことを説明しました。

 法廷終了後は、東京地裁内の司法記者クラブで会見を行い、伊藤維さんも車椅子で記者の前に座り、法廷での意見陳述を終えた心境などを記者に伝えました。

記者からの質問に答える伊藤維さん
記者からの質問に答える伊藤維さん

 維さんは、記者からの質問に対し、自分たちの被害をなきものにされたくない、被害を認めてもらい恒久的な支援をしてもらいたい、という思いで法廷に臨んだことを説明しました。

 維さんの発したメッセージが、全国の被害者に共通する思いであることを、あらためて感じました。

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2月13日(水)は東京訴訟の第9回口頭弁論期日です

■日時:平成31年2月13日(水)14時~15時15分

※これまでより開始時刻が1時間繰り上がっていますのでご留意下さい。


■場所:東京地方裁判所103号法廷

東京都千代田区霞が関1-1-4

■集合時間:13時10分(裁判所門前集会開始時刻)

傍聴案内ダウンロードはこちら

当日は、原告本人および弁護団からの意見陳述等が予定されております。
是非、直接法廷にお越し頂き、応援をお願いします。
傍聴希望者が多数になった場合には抽選になりますので、予めご了承ください。

(抽選により傍聴できなかった方のために原告との交流会も準備しております)

また、期日終了後15時45分からは弁護士会館12階講堂にて報告集会を予定しております。
こちらも併せてご参加ください。

 【当日のスケジュール】
  11時00分 有楽町マリオン前にてチラシ配り
  13時10分 裁判所正門前で門前集会(リレートーク)
  13時30分 傍聴整理券配布終了&抽選(予定)
  14時00分 第9回期日開始(東京地裁103号法廷)
   傍聴に外れた方のための原告との交流会(弁護士会館12階講堂)
  15時45分 報告集会開始(弁護士会館12階講堂)

【地図】
有楽町マリオン前(チラシ配り)
東京地方裁判所正門前(門前集会リレートーク)
弁護士会館12階講堂(原告との交流会&報告集会)

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HPVワクチン薬害東京訴訟第9回期日のご案内
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車椅子から見た景色を知っていますか?~HPVワクチン薬害東京訴訟第8回期日

 2018年11月7日、HPVワクチン薬害東京訴訟は第8回目の口頭弁論期日を迎えました。

 開廷時刻に先立ち、銀座で恒例の街頭活動を行い、多くの方に傍聴を呼びかけました。

 通りかかった方々の中には、わざわざ近寄って下さって、ビラを受け取って下さる方もいらっしゃいました。原告団・弁護団とも、開廷を前にとても勇気づけられました。暖かい対応をいただきまして、本当にありがとうございました。

 その後、東京地方裁判所前に移動し、秋晴れの空の下、開廷前のリレートークを行いました。

 リレートークでは、全国原告団代表の酒井七海さん(東京原告1番)から、来場された皆さんに、HPVワクチン薬害問題の解決に向けたご支援をいただけるよう、語りかけました。

 本日の法廷では、まず、水口瑛葉弁護士から、HPVワクチンと副反応症状との間には因果関係が認められることについて、意見陳述を行いました。

 水口弁護士は、これまでに蓄積されてきた医学的研究結果を紹介しながら、骨髄検査において患者群の髄液に免疫学的変化が認められており、患者群の自己抗体の陽性率が高いこと、脳血流検査(SPECT)においても患者らの視床と大脳辺縁系の血流低下という活動の低下を示す所見が認められていること、皮膚生検でも無髄神経線維の減少といった所見が確認されていることなどを指摘しました。

 そして、多様な副反応症状と整合するこれらの客観的検査所見を踏まえた形で、複数の研究者らによって、副反応症状が自己免疫性のものである可能性や自律神経障害である可能性が共通して指摘されていることを、提出した準備書面の内容に沿って説明しました。

 続いて、東京原告45番さんが意見陳述を行いました。

法廷での意見陳述を終え、記者会見に出席した東京原告45番さん(左)
法廷での意見陳述を終え、記者会見に出席した東京原告45番さん(左)

 今月で20歳を迎えた原告45番さんの意見陳述は、大人になる節目の、輝かしい年となるはずだったのに、まさか裁判所の法廷で車椅子に座ったまま意見陳述を行うとは思いもしなかったという思いから始まりました。

 彼女は中学1年から2年の間に、ガーダシルの接種を3回受けました。

 接種を決めた一番のきっかけは、「無料接種」と「期間限定」から生じる無言の圧力だったとのことで、学校でも、担任や保健室の先生が、まだ接種していない子に手を挙げさせて早く接種するように何度も注意するため、「未接種は悪」という雰囲気を感じたそうです。

 接種前は大きな病気や怪我もなく、運動会ではリレーの選手として走り、バスケ部に所属して試合に出るなど健康の身体が、ワクチンを接種した後、物忘れ、倦怠感、辛い足の痛みに悩まされることになりました。

 突然頭がかすみ、暗記することが全くできなくなりました。聴力が低下したり、突然イライラと気が立ったり、手に力が入らない日があったり、毎日めまいや立ちくらみがするようになるなど、さまざまな変化が現れました。

 何とか公立高校に進学したものの、高校1年生の8月には、猛烈な足の痛みと倦怠感に耐え切れなくなって部活中に倒れてしまいました。その後、足だけでなく腰や背中、腕、首、頭と次第に痛みが全身に広がり、その年の9月からは車椅子での生活を余儀なくされています。

 

「皆さんは、車椅子から見た景色を知っていますか。太ももの高さ分低い目線から景色だけが流れていきます。まるでテレビをみているかのようです。自分が走っているはずだったコート、皆と踊っているはずだった体育祭の校庭。自分がいるはずだった全ての景色を、ただ傍観することしができない気持ちを知っていますか。」

 

 原告45番さんは、失った日々への思いに時折言葉に詰まらせながらも、終始しっかりした口調で、このように語りかけました。

 

「統計や調査は、私たちの経験より根拠があるのでしょうか。私たちをないものとする人たちは、今も私たちの訴えには下を向き、我関せずです。なぜ私たちは、なかったことにされるかもしれない瀬戸際で声をあげなくてはいけないのでしょうか。

 国が苦しむ国民に手を差し伸べるということ、製薬会社が自らの製品に責任をもつということは、ただの建前だったのでしょうか。
 体の自由は奪われましたが希望まで奪われたくありません。」

 

 原告45番さんは、被害者が置かれた理不尽な状況をこのように説明し、この裁判がワクチン被害者の希望に繋がることを信じますと、力強く訴えました。

 彼女の語る言葉の1つ1つの重さは、法廷で耳を傾けたすべての人の胸に響くものでした。

 

 記者会見と並行して、弁護士会館内では、期日後の報告集会が開催されました。

 報告集会への参加者は50名を超え、被害者の保護者同士が、それぞれのお子さんの症状を説明して、お互いのおかれた状況についての理解を深め合うとともに、共に闘っていこうとの声を掛け合いました。

 集会を通じて、被害者と支援者とが暖かい連帯を育んでいることを、実感できました。

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拡がる支援の輪~東京訴訟支援ネットワーク設立から1年

 2018年10月14日(日)、日比谷コンベンションホールにて、HPVワクチン東京訴訟支援ネットワークの第2回総会が開かれました。

 東京支援ネットワークは、HPVワクチン薬害東京訴訟の支援を目的とした市民の集まりとして昨年10月に設立され、この1年間の様々な活動を経て、現在の会員数は77名にのぼっています。

 今回の総会では、HPVを含む各薬害の被害者、弁護士、医療従事者や労働組合などの諸団体、学生、一般市民の支援者等約90名の参加がありました。
 会場では、設立から1年間の活動の数々がスライドで上映されました。以下の写真で上映されたスライドの一部をご紹介します。

 その後、壇上には4名の原告と9名の保護者が立ち、それぞれの深刻な副反応被害の実情を説明するとともに、日頃の東京支援ネットワークの活動に対する感謝の気持ちを述べ、引き続きの支援をお願いしました。た。

 原告15番さんの母は、原告15番さんが裁判所で意見陳述をした際、被告代理人の冷たい視線を感じる中で、集まって下さった支援者の方々の顔を見て、安心して意見を述べることができたという原告15番さん本人のコメントを代読しました。

 傍聴のために裁判所に足を運んで下さる支援者のみなさんの暖かい視線が、出廷した原告さんにとって心の支えとなっていることを、こうしたコメントからも、あらためて実感することができました。

 会場には、本多平直衆議院議員(立憲民主党)、全国薬害被害者団体連絡協議会副代表の増山ゆかりさんにもお越しいただき、激励のメッセージをいただきました。

本田平直衆議院議員
本田平直衆議院議員
増山ゆかりさん(全国薬害被害者団体連絡協議会副代表)
増山ゆかりさん(全国薬害被害者団体連絡協議会副代表)

 HPVワクチン薬害全国弁護団共同代表の水口真寿美弁護士からは、本年3月24日に東京で開催された国際シンポジウムの報告や、本年10月13日に行われた日本医師会・日本医学会合同公開フォーラムに対する原告団・弁護団からの抗議の状況を含めて、HPVワクチン薬害東京訴訟のこれまでの経過をわかりやすく解説しました。

 最後に、東京支援ネットワークの隈本邦彦代表世話人から、さらなる支援の輪の拡大を目指していくことを呼びかけて、第2回の総会を終えました。

隈本邦彦HPVワクチン東京訴訟支援ネットワーク代表世話人)
隈本邦彦HPVワクチン東京訴訟支援ネットワーク代表世話人)

 今回の総会でも報告したように、設立から1年の間に、東京支援ネットワークは、傍聴呼びかけや街頭宣伝活動のみならず、被害者とも連携して勉強会を開催するなど、様々な活動を行ってきました。これからも、さらに多くの方々と支援の輪が広っていくよう、努力していきたいと思います。
 今回参加できなかった方も以下のWEB入力フォームから、東京支援ネットワークにご入会いただき、ご支援いただけますよう、お願い致します。

●東京支援ネットワーク入会申込み WEB入力フォーム
● 会費:1口 1,000円から
 振込先:ゆうちょ銀行総合口座
 口座名義:HPVワクチン東京訴訟支援ネットワーク 会計 江川守利
 記号:10160 番号:80557971(ゆうちょATM から)
 店番:018 預金種目:普通預金 口座番号:8055797(銀行口座からの振込)
入会のしおり(規約がのっています)
Faceboookページ

11月7日(水)はHPVワクチン薬害東京訴訟の第8回口頭弁論期日です

■日時:平成30年11月7日(水)15時~16時15分

■場所:東京地方裁判所103号法廷

東京都千代田区霞が関1-1-4

■集合時間:14時10分(裁判所門前集会開始時刻)

傍聴案内ダウンロードこちら

当日は、原告本人および弁護団からの意見陳述等が予定されております。
是非傍聴にお越しください。
傍聴希望者が多数になった場合には抽選になりますので、予めご了承ください。
(抽選により傍聴できなかった方のために原告との交流会も準備しております)

また、当日12時30分から有楽町マリオン前にて裁判傍聴を呼び掛けるチラシ配り、期日終了後17時からは弁護士会館5階508号室にて報告集会を予定しております。
こちらも併せてご参加ください。

 【当日のスケジュール】
 12時30分 有楽町駅マリオン前にてチラシ配り
 14時10分 裁判所正門前で門前集会(リレートーク)
 14時30分 傍聴整理券配布終了&抽選(予定)
 15時00分 第8回期日開始(東京地裁103号法廷)
 15時00分 傍聴に外れた方のための法廷外企画(弁護士会館5階508号室)
 17時00分 報告集会開始(弁護士会館5階508号室)

【地図】
有楽町マリオン前(チラシ配り)
東京地方裁判所正門前(門前集会リレートーク)
弁護士会館5階508号室(原告との交流会&報告集会)

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HPVワクチン薬害東京訴訟第8回期日傍聴案内
181107tokyo.pdf
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