【HPVワクチン薬害名古屋訴訟】専門家証人尋問が行われました

 2023年9月19日(火)、名古屋地方裁判所1階の大法廷(1号法廷)において、静岡てんかん・神経医療センター(静岡てんかんセンター)名誉院長の高橋幸利医師の証人尋問が行われました。

 

 三連休明けのこの日は、9月も下旬に差し掛かろうという時期ではありながらもとても気温の高い日でしたが、名古屋の原告・支援の方々だけでなく、各地からも非常に大勢の方に傍聴・応援に駆けつけていただくことができ、傍聴席もいっぱいとなりました。

【期日前集会の様子】

 高橋先生は、小児神経科学・自己免疫性神経疾患をご専門にされており、静岡てんかんセンターを受診したHPVワクチン接種後の患者さんの髄液に対する免疫学的検査の結果から、抗体産生の亢進傾向が確認されており、記憶や学習に影響するとされているNMDA型グルタミン酸受容体(NMDA型GluR)に対する抗体が高値であったことを論文で報告していらっしゃいます。

 そして、そうした検査結果が得られたことを踏まえ、試験管実験でNMDA型GluR抗体により記憶・学習に関与するNMDA型GluRを神経細胞内に取り込んでしまう(内在化させる=拮抗する)ことを確認した上で、さらにそれをマウスに投与した結果としても、実際に行動変容が見られたことを報告されています。

 法廷では、こうした高橋先生のこれまでの研究結果やそれぞれの関係を、高橋先生の言葉で改めて裁判官に向けて立体的にご説明をいただくことができました。

 

 尋問終了後は、桜華会館で報告集会(ハイブリッド方式)を行いました。こちらも、用意していた座席がいっぱいになるほど、多くの方々にご参加いただくことができました。

今回の報告集会は、高橋先生の尋問後ということもあり、会場にいらっしゃった原告の皆さん(他地域の原告の方も含む)に、可能な限り一言ずつコメントをいただきましたが、高橋先生の思いのこもった尋問を聞いてとても励まされたという言葉がたくさん聞かれました。

 

また、並行して裁判所地下の司法記者クラブで記者会見も行いました。

記者会見へは、名古屋原告の落合晴香さん、原告14番さんに出席いただきましたが、おふたりからも、高橋先生が科学的な検証に基づいてHPVワクチン接種後の患者の病態解明に取り組んでいらっしゃる姿や、それに裏打ちされたご証言に胸が熱くなったというコメントをいただきました。

【会見の様子:(左)記者会見で記者の質問を受ける杉山・堀弁護士と落合さん (右)原告14番さん】

 12月11日(月)には高橋先生に対する被告からの反対尋問期日が予定されています。

 今回ご証言いただいたことを踏まえ、弁護団としても一層力を尽くしてこの訴訟を闘い抜きたいたいと思います。次回もまた大勢の方に傍聴にお越しいただき、引き続きご支援をいただきますよう、どうかよろしくお願いいたします。