九州訴訟の裁判期日(4/17)が行われました

2023年4月17日(月)、福岡地方裁判所で九州訴訟の期日が開かれました。

 

約80の傍聴券が配布され、北海道の札幌から沖縄の宮古島まで数多くの原告・支援者の方で大法廷の傍聴席が埋め尽くされました。

 

今回弁護団からは第53準備書面から第59準備書面まで原告のこれまでの主張の要旨を含む多数の準備書面その他書面や書証を提出しました。

 

期日では原告7番さんが意見陳述を行いました。意見陳述では、

 

・認知行動療法に取り組んだが効果がなかったこと

 

・免疫治療により効果が表れ希望を持つことができたこと

 

・コロナ禍で県外の病院に通えず自宅近くで免疫治療を受けられる病院を探したもののHPVワク

 

チンの後遺症ということで治療を受けられなかったこと

 

・SNSで被害を訴えただけで未来の人殺しであるなどの中傷を受けたこと

 

など何重もの副反応の被害を訴えられ、裁判官が公平な立場で判断を下し私たちの未来に光を差してくれることを信じていると力強くお話されました。

 

車いすにのり、自ら作成した原稿の文字を指で追いながら、「社会的には死んでいるのと同じ、元の体に戻り普通の日常生活を送りたい」と訴えられる様子に心が苦しくなると同時にこの問題を早く当たり前に解決したいと言う気持ちでいっぱいになりました。専門家証人の尋問を前に、原告の被害の実態が、新しく担当になった裁判官にもしっかり伝わったのではないかと思います。

 

その後引き続き行われた被告製薬企業の意見陳述は、ワクチンの有効性安全性は世界的に認められている、HANS説は医学的科学的に実証されていない仮説である、免疫吸着療法は危険な治療であり効果がない等これまでと同様の主張が繰り返されたのみでした。

 

期日後に福岡県弁護士会館で開かれた報告集会では、原告、支援者から思い思いの訴えがあり気持ちを一つにできたのでないかと思います。トミーとあっちゃん、弁護士2名による漫才が初披露され会場が大きな笑いに包まれていました。被告製薬企業の主張のおかしさがよく分かり、大変好評でした。

 

 

原告さんの病状は重く、また裁判も重要な局面を迎えていますが、そのようななかでも弁護団は原告支援者の皆さんとできるだけ楽しく裁判を盛り上げていけたらと思います。

 

 

次回より専門家証人の尋問が始まります。次回期日の7月3日(月)には今回の期日よりもさらにた

くさんの方に集まっていただき専門家の先生、原告を励ましていただければと思います。引き続きどうぞよろしくお願いいたします! 

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コメント: 1
  • #1

    高岡 善絵 (月曜日, 15 5月 2023 07:30)

    我が家にも娘が3人います。このニュースがなければ疑うことなくワクチンを接種していたかもと思うと怖いです。