【名古屋訴訟】専門家証人反対尋問期日が開かれました

2023(令和5)年12月11日、名古屋地方裁判所大法廷において、高橋幸利医師(静岡てんかん・神経医療センター名誉院長)の反対尋問が行われました。

 

高橋医師は、免疫が関連する難治性の神経疾患の治療・研究をご専門とされているお立場から、HPVワクチン接種後に様々な副反応症状を呈するようになった患者さんを実際に診察する中で、患者さんの髄液から検出された自己抗体が、記憶や学習、認知・情動に影響を与えていることを、試験管内実験や動物実験によって解明され、その結果を論文や学会で報告されています。

今年9月19日に行われました主尋問でも、高橋医師からはこうしたご報告の内容について詳細なご証言があり、今回の被告からの反対尋問でも高橋医師の実験や報告についての質問が続きましたが、高橋医師は、ご自身の専門的知見や研究成果に基づきながら、淡々と応答されていました。

今回の高橋医師のご説明で、主尋問でもご証言いただいたように、HPVワクチン接種後の患者群の病態が免疫介在性の神経障害であることが、より一層明確になったものと感じています。

 

当日は、朝早くからの開廷でもあったため、期日前の集会を行うことはできませんでしたが、尋問終了後には桜華会館・松の間に会場を移して報告集会を行いました。

尋問中も大勢の方に傍聴席を埋めていただくことができましたが、報告集会にも、オンライン参加の方々も含め、引き続きたくさんの方にご参加いただきました。

 

報告集会では、大辻美玲弁護士から反対尋問での様子について報告したほか、報告集会にご参加いただいた原告・支援の皆様から一言ずつ当日の感想などのコメントをいただきました。

反対尋問での様子を説明する大辻弁護士(左上)と、各地弁護団から堀弁護士(上段中央)、水口弁護士(全国弁護団共同代表・右上)、小林弁護士(左下)、野口弁護士(右下)

今後の活動方針等について説明された名古屋支援ネットワークの長南代表世話人

報告集会に引き続いて、司法記者クラブにおいて記者会見も行いました。

来年2月26日(月)に行われる原告本人尋問に出廷予定の落合晴香さん、原告14番さんにも会見会場にお越しいただき、それぞれ尋問に向けての思いをお話しいただきました。

記者会見に臨む落合さん(左)と原告14番さん(右)

午前10時に開廷し、報告集会・記者会見が終わる頃には外はすっかり暗くなっていました。

1日がかりとなった今回の期日にご参加いただきました皆さまに、改めて感謝申し上げます。

 

原告側専門家証人尋問は、来週18日に行われる大阪地裁での鳥越医師の証人尋問でひと区切りとなりますが、来年からはいよいよ、各地とも原告本人尋問へと進んで参ります。

名古屋では2月26日(月)の午後に、落合さんが原告本人として最初に法廷で証言します。

是非、大勢の方に傍聴にお越しいただき、中高生の年代でHPVワクチンの接種を受け、すでに20歳台半ばに達した被害女性が、高次脳機能障害を含む様々な神経症状を抱えながら、どのような思いを抱えて日々生活しているのか、その声に耳を傾けて下さい。