HPVワクチン薬害東京訴訟の裁判期日が開催されました(原告本人尋問)

2025年11月17日(月)午前10時から、HPVワクチン薬害東京訴訟の口頭弁論期日が東京地方裁判所において開かれ、3名の原告本人尋問が行われました。

 

裁判に先立ち、東京地方裁判所前では、原告本人や支援者らによるリレートークが行われ、当時尋問が予定されていた原告15番の女性の母、応援に駆けつけてくださった九州訴訟原告・梅本さんがマイクを持ち、原告本人尋問期日にかける想いを伝えてくださいました。

【裁判所前リレートークの様子(右:マイクを持つ九州訴訟原告・梅本美有さん】

これまでに東京期日では8名の原告が出廷して原告本人尋問を行ってきました(過去の原告本人尋問の様子は、こちらこちらこちらをご覧ください)。

今回、原告本人として証言台に立ったのは、原告番号59番・宮森未琴さん、原告番号3番・15番の3名です。

 

宮森さんは、2012年にサーバリックスを接種しました。その後、様々な副反応症状が現れ、中でも後頭部を金属バットで殴られるような頭痛、全身痛、倦怠感に悩まされました。宮森さんは、ワクチン接種後の副反応症状がその後の人生にどのように影響したかを具体的に証言した上で、裁判官に対し、家族に支えてもらいながら生活している現状、今後の生活への不安や恐怖を訴えました。

 

原告3番さんは、2011年から2012年にかけてサーバリックスを接種しました。それまで、中学受験や短期の海外留学なども体験し、熱心に勉学に励んでいましたが、40度近い高熱や腹痛み、吐き気、頭痛、倦怠感、不随意運動や記憶障害等に悩まされてきました。原告3番さんは、ワクチンの副反応によって、普通の学校生活を送れていたら得られるはずの様々な人生経験を得られなかったことへの苦しみを訴えました。

 

原告15番さんは、2013年にガーダシルを接種しました。接種直後から激痛により右腕が全く上がらなくなるなど、多発性の関節痛、全身の筋力低下等に悩まされました。東京訴訟での最後の原告本人尋問となった原告15番さんは、すべての原告の想いを込めて、3名の裁判官に向かって、次のように訴えかけました。

私は、国に勧められるがまま、HPVワクチンを接種して、副反応が出てしまいました。

当時の私は、すぐに助けてくれることを疑いませんでしたが、国が早々に心因性と結論付けたことで、医療機関でも十分な診療は受けられなくなり、診察してくれる所すらない状況になってしまいました。

SNSでは“自称”被害者だと言われ、お前らがやっていることは殺人行為だとも言われました。

国からやりなさいと勧められたことを信じて実行してきただけなのに、私たちがこれまで過ごしてきた数十年間というのは、適切な治療や病気の理解からもほど遠いものでした。

ワクチンによってこれから助かる大多数のために割り切るべきだという意見もあるのかもしれませんが、元々健康だった私たちがどうして、そのために諦めなければならないのか、どうして我慢と沈黙を強いられなければならないのか。

どれだけ、大勢のために仕方ないと言われても、私は私の人生を諦められないし、納得して受け入れることはできません。

 

一日でも早く元の体に戻って、年相応の生活に戻りたい。

 

ワクチン接種を受けた人が治療を受けて元の生活ができるようにしてほしいです。

当日は、たくさんの方に傍聴に駆け付けていただき、法廷傍聴が抽選になりました。

残念ながら抽選に外れてしまった方々を対象に、弁護士会館で法廷外企画も行い、積極勧奨再開後の新たな副反応被害について報告しました。

裁判期日終了後に東京地方裁判所司法記者クラブにおいて行われた記者会見でも、会見に臨んだ3名の原告本人が、法廷で述べた内容をメディアに対して報告しました。

【記者会見の様子(中央:原告・宮森さん 右:原告番号15番さん】

期日後には、ビジョンセンター有楽町において報告集会が開かれ、尋問を担当した弁護士による報告が行われました。

九州訴訟原告・梅本美有さんとその母が今回の本人尋問を傍聴しての感想を語ってくださり、伊勢原市議・岸圭介さん、映画監督・澤則雄さん、各地の支援ネットワークの方からも、今回の原告本人尋問へのコメントが寄せられるとともに、様々な支援活動について報告がありました。

記者会見を終えたばかりの宮森さん、原告番号3番さんも報告集会に駆けつけ、自身の尋問の内容などを集まった参加者に向けて報告しました。

【報告集会の様子】

今回で東京地裁での原告本人尋問は終了し、2026年2月には結審を迎えます。

他地裁では、2025年11月25日(火)に名古屋地裁で、2025年12月11日(木)に大阪地裁で、それぞれ本人尋問が予定されていますので、両期日への傍聴にもぜひお越しください。

 

引き続き、ご支援をよろしくお願いいたします。