Q22 HPVワクチンのどの成分が副反応に影響するのですか?

HPVワクチンの副反応に影響する主な成分は、次のとおりです。

 

1 HPV(ヒトパピローマウイルス)のL1タンパク

 

L1タンパクはHPVワクチンの主成分です。 

HPVワクチンは、遺伝子組み換え技術によって、HPVによく似た「ウイルス様粒子」を合成し、抗原としています。ウイルス様粒子は、遺伝子の入っていないウイルスの殻のようなもので、ウイルスの侵入と同様の刺激を与え、免疫が活性化します。この抗原となるウイルス様粒子の成分がL1タンパクです。 

このL1タンパクは、ヒトのタンパク質と似たアミノ酸配列をもつため、ヒトの抗原(自己抗原)と反応する抗体を作り、病的な自己免疫現象を引き起こす可能性があります。

なお、ガーダシルのL1タンパクの量は、サーバリックスの3倍です。 

 

2 アルミニウムアジュバント

 

アルミニウムアジュバントには、免疫システムを活性化し、抗原を長期に体内に留めるなどの作用があります。 

特に、サーバリックスに含まれているAS04というアジュバントは、アルミニウムにMPLという免疫を活性化する物質を配合した新しいアジュバントで、グラクソ・スミスクライン社は、その作用強度は、アジュバントを添加しない場合の10.5~27 倍であるという説明をしています。

 

 このように、HPVワクチンには、免疫を強力かつ持続的に刺激し、免疫系の異常をひき起こす危険のあるL1タンパクとアルミニウムアジュバントが含まれています。加えて、L1タンパクには、自己免疫現象をひき起しうる性質もあるのです。