子宮頸がんの罹患率、死亡率はHPVワクチンの承認前から横ばいで、増加傾向にはありません(「Q子宮頸がんの罹患率や死亡率は増加しているのでしょうか。」)。
また、そもそも、HPVワクチンの子宮頸がんに対する予防効果は証明されていません。
異形成とよばれる前がん病変の予防効果についても、不確実で限定的なのです。
このようにHPVワクチンの有効性に大きな限界があるのに、積極推奨が再開されないと将来子宮頸がん大国になるかのように言うことや、守れる命を守れなくなるかのように言うことは、前提を欠き誤りです。