ワクチンは、病気にかかった人が治療のため必要に迫られて投与を受ける治療薬とは異なり、健康な人が予防目的で接種を受けるものです。ワクチンの接種を受けなくてもその病気にかからなかった可能性もあります。
ワクチンの製造販売承認は、そのワクチンをいわゆる任意接種のワクチン(予防接種の種類については「Q 予防接種にはどのような種類がありますか?定期接種とはなんですか?」参照)として使用してもよいと認めるものです。たとえ任意接種ワクチンであっても、治療薬との違いから、その承認にあたっては、治療薬に比べて、高い安全性と高い効果が求められます。
このことは、HPVワクチンに限った話ではありません。