大阪訴訟期日のオンライン報告集会を開催しました

 2021年3月11日、HPVワクチン薬害大阪訴訟の期日が開催されました。

 前回に引き続き、今回も新型コロナウイルスの影響により、公開法廷での口頭弁論期日ではなく、弁護士のみの手続となりました。 

 当日の午後6時より開かれたオンライン報告集会では、全国各地から50名以上のみなさまにご参加いただき、大盛況となりました。

 オンライン報告集会では、大阪弁護団から、国が現在も積極的勧奨を中止していることを十分に説明しないまま、新リーフレットの個別通知をするよう自治体に圧力をかけていることについて厚生労働大臣に抗議書を提出したことを説明しました。 

  さらに、 東京小児科医師会らの独自リーフレットについても、重大な誤りがあることを説明し、事実に基づく議論をするよう訴えました。

 2021年3月4日にNHKが放映した「おはよう日本」の特集「HPVワクチンはいま」において、NHKが被害者に取材しないまま一方的報道を行ったことに抗議し、面談を要請したことについて説明しました。

 支援者のみなさまからは、HPVワクチン薬害大阪訴訟を支える会の代表世話人の山下正洋さん、MMRワクチン薬害訴訟等を支援してこられた全国薬害被害者団体連絡協議会の栗原敦さんたちから応援のメッセージをもらいました。

HPVワクチン薬害大阪訴訟を支える会の代表世話人 山下正洋さん
HPVワクチン薬害大阪訴訟を支える会の代表世話人 山下正洋さん

 名古屋原告の落合晴香さん、東京の匿名原告さん、九州原告の梅本さん、大阪原告19番さんからは、現在の症状と支援者のみなさまへの感謝の言葉が述べられました。

 症状は良かったり、悪かったりの日々が続いているとのことでしたが、ここ最近は特に良くないという原告さんが多くおられました。

 最後に、大阪弁護団共同代表の幸長裕美弁護士から、国がHPVワクチン接種による被害に蓋をして無かったことにしようとしていることはあってはらならないこと、被害を繰り返してはならないことを皆で訴えて本当の救済に繋げていきたいという話がありました。

幸長裕美 弁護士
幸長裕美 弁護士

 次回の大阪訴訟期日は2021年6月3日(木)です。報告会集会の開催方法については、大阪弁護団メールマガジンもしくはHPVワクチン薬害大阪訴訟を支える会公式ラインの情報をチェックしていただき、ぜひ、ご参加いただきますようお願い申し上げます。

 各地の訴訟に関しては、2021年4月19日(月)に九州訴訟期日が予定されています。こちらの報告集会もぜひご参加ください。